ハープのレギュレーションとは、レバーを上げたときに正確に半音上がるようにレバーとブリッジピンを調整する作業です。ハープのメーカー、モデル、使われているレバーメーカーによりやり方が異なります。
アイリッシュ・ハープは弦がアームの片側に取り付けられ強い力で常に引っ張られているため、経年変化で弦がある側に傾いて変形してきます。その結果、弦の振動長が徐々にわずかに短くなる傾向があります。そうなるとレバーを上げると正しいピッチでの半音以上に高くなることが多くあります。
レバーを下げた状態で電子チューナーで正確にチューニングしたのち、レバーを上げた状態で半音正しく高くなるか確認し、ずれていればレギュレーションを実施します。少なくとも2〜3年に1度はレギュレーションを実施するのが望ましいです

レバーを下げた状態で電子チューナーを使って正確にチューニングします。次にレバーを上げて正しく半音上がるか確認します。2〜3セント以上ずれていれば、調整を実施します
まずは、ブリッジピンを回してみて弦圧が減る方向(通常は時計方向へ回す。通常と逆の場合もあるので要注意)、増える方向(通常は反時計方向回し)を確認し、高過ぎれば弦圧を減らし、低過ぎれば弦圧を増やすように調整します。

ブリッジピンの調整では変化が不十分であれば、レバーを固定している木ネジを緩めて、高すぎるのであれば弦長が長くなるように、低すぎるのであれば弦長が短くなるようにレバーを移動します。必要に応じてレバーのベース部分の穴の長さをやすりで削って長くしたり、隣のレバーと当たって干渉する場合にさらなる物理的な調整が必要になることもありますが、その場合は修理工房に任せた方が無難です