アルパはパラグアイ、メキシコなど中南米で広く親しまれている弦楽器です。
見た目はアイリッシュ・ハープに似ていますが、構造や音色は異なります。

この度入荷したアルパの修理を行いましたので、症状と修理の過程をまとめました。
どうぞご覧ください。


【クラシカルな模様の装飾が素敵です】
【置いてあるとなんの異常もないように見えますが、、、】
【背中がバリバリに割れています。アルパではよくあること。倒しちゃったんでしょうね。】
【傷口にタイトボンドをエアコンプレッサーで押し込みます】
【傷口を仮接着します。】
【割れは何箇所もあるので順番に固定していきます。】
【ボディ内には傷口に割れ止めをくっつけます。手が届かないのでたいへんです】
【細い針金で割れ止めパッチを引き上げ裏に密着させます。よく活躍する治具です。】
【表面をサンドペーパーで整えます。】
【削った部分の下地色入れ】
【クリアー塗装(上塗り)します。】
【補修完成です。】
【よく見ないと判らない補修部分。少々変な木目に見えるかも。】
【アルパ奏者のOさんに試奏していただきました。アルパらしいコロコロした輝く音色にびっくりしました。】

当工房の修理により無事よみがえったアルパ。
実際の音を動画でお楽しみください。

補修完了したこちらのアルパは2020年9月現在販売しております。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらのリンクからお気軽にどうぞ

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