《Dusty Strings》のアイリッシュハープの名機『FH-34』がある夜、突然大音響とともに崩壊!
表面板が断裂したとのこと。
当工房過去最大の大修理となりました。
その記録をご覧ください。
《Dusty Strings》に表面板を供給してくれるか問い合わせ。
表面版は最も強度が必要な箇所なのでそこだけの交換は無理とのこと。
サウンドボックス全体を交換することに。
信頼性はアップしますが金額もかなりなものに。
それでもお客様のこの楽器への愛着は強く決断していただきました。
【3ヶ月待ったDustyから交換用サウンドボックス到着】 【美しいウォールナットのサウンドボックス】 【あとはオリジナルのアームを付ければ良いのだけど、どっこいそんなに簡単ではありません】
【サウンドボード(表面板)に取り付け穴を空ける加工をします】 【マスキングテープを付けてセンターラインを書き足します】 【ドリルで下穴をさらいます】
【《Dusty Strings》より支給のマーキング用治具】 【支柱にマーキング治具を取り付け】 【アームを仮組立】 【マーキング治具で穴を空けるセンターマークを付ける】 【垂直穴開け治具取り付け】 【ドリルで穴あけ メイプルが固くて大変】 【開けた穴にアルミ製ダボを挿入】 【仮組み 現物合わせ確認】
【支柱の先が出っ張ってしまう】 【出っ張ってしまったところをノコで切断】 【底部を紙やすりであわせる】
【弦張り1本目】 【弦張り3本目】 【弦張り5本目】
いままで手掛けたハープ修理のなかで最高額の修理となりました。
今回のリペアは《Dusty Strings》の協力とサポートなしでは実現できなかったでしょう。
販売後何年も立っていましたが、必要な部材・治具に加えて丁寧な作業指示書およびビデオまで提供してくださいました。
《Dusty Strings》のお客様をケアする姿勢を強く感じました。
1979年にダブリン在住の、パトリック クィンさんに作ってもらったハープ。何年も触らず、久しぶりに、出したら倒して弦が10本くらい切れてしまいました。銀座の十字屋で弦は買って来ましたが、自分で上手く通せません。田舎なので、大きな楽器屋にきいても手伝ってくれる所はなさそうなんです。下から1cm位入った所から進みません。コツがあったら教えて下さい